活動報告
 

2016年の活動報告

2016年1月13日 関西支部 報告者: 溝上 哲也

定例会(2015年12月)



日 本 商 標 協 会 関 西 支 部 第 263 回 議 事 録


1. 開催日及び場所
平成27年12月24日(木)午後4:00~6:00 [大阪弁護士会館1109号室]
2. 出席者(順不同、以下敬称略)
浅田瑠衣、足立勝、戸川委久子、川﨑和之、鳥山満、片野秀樹、牧真理(楠本高義代理)、天目明利、安田恵、徳永弥生、川本篤、服部京子、岸本仁一、村井康司、松田さとみ、三山峻司、長谷川勝彦、吉田忠弘、安東功雄、坂本優(松村信夫代理)、小川雅加美、溝上哲也(以上22名)
3. 議事・報告事項
(1) 平成27年第6回本部理事会の議事内容を報告した。
(2) 今後の関西支部例会のテーマと発表者について協議した。
(3) 来年1月27日(水)の例会終了後開催される新年会への出席要請を行った。
4.例 会
 弁護士・弁理士溝上哲也(溝上法律特許事務所)を発表者として、「買物代行業と小売役務商標の侵害事例について~東京地裁 H27.1.29 判決(判例時報2249号86頁)~」をテーマに、レジュメに基づき、適宜、Webページを参照しながら、①IKEAとその商品の「買物代行業」の状況、②事案の概要、③当事者の主張、④判決内容を紹介した後、(1)商品写真の著作物性の判断基準、(2)タイトルタグ及びメタタグとしての使用が商標権侵害又は不正競争となるか、(3)説明の便宜のために引用し、商標権侵害の意思、目的がない旨を表示した場合と侵害の関係、(4)著作物使用料相当額は妥当か、(5)買物代行業者の表示の使用による損害の有無、(6)弁護士費用認定額の妥当性について、検討・解説を行った。
 発表後、出席者から、様々な質問と意見表明があり、今回、キーワードメタタグとしての使用が問題とされていないことの意味や、キーワードバイの問題にまで質疑が及び、出席者にとって興味深い有意義な例会となった。
5. 今後のスケジュール
(1)例 会  
  平成28年 1月27日(水)「あらためて考えるインターネットが商標実務に与える影響」
       発表者:並川鉄也[三協国際特許事務所 意匠商標部部長 弁理士]
  平成28年 2月24日(水)「古野電気のブランド戦略と商標管理について」
                   -こんなときどうすればいい!?商標・ブランド業務-
       発表者:谷澤靖久[古野電気株式会社技術研究所・技術管理室 室長]
         大洞正嗣[古野電気株式会社技術研究所・技術管理室 担当課長]
         清水美也子[古野電気株式会社技術研究所・技術管理室 商標・ブランド担当]

(2) 研修部会
  平成27年 1月21日(木)「商標侵害の警告対応及び侵害訴訟について」
                   講師:溝上哲也弁護士
  平成27年 2月 4日(木)「マドプロ出願及び出願後の手続きと注意点」
                   講師:竹原懋弁理士
   ※研修部会は各回だけの参加も可能です。
                                                 記録(溝上 哲也)